KE57 ジャンパ連結器

栓受け

 昭和32年に登場したモハ90
形に初めて採用されたジャンパ
連結器です。定格は100[V]、心
数は19心です。これまでのジャ
ンパ連結器とは大幅に異なり栓
の脱落防止に締め付け腕方式
が採用されました。締め付けハ
ンドルも円形をしており、旧来の
デザインと現代のデザインとの丁
度過渡期とも言える形をしていま
す。モハ90形も量産へ移される
段階で前面のみ後述のKE58に
変更されてしまいました。

栓受け内部

 接触子は従来の差込み式から
突合せ式に変更されています。
誤差込防止キ−が4時30分の
位置に付いていることが判ります
。また、まだこの時代には防水用
のOリングが装着されていないこ
とも判ります。
栓納め

  KE57用の栓納めKER3形
です。後述のKE64用栓納め
KER5形栓納めによく似ていま
す。


 KE57はその後昭和36年に後
述のKE64へ進化しました。KE57は既に稀少であり、おそらく
中原電車区の101系でしか見る
ことが出来ないと思います。

[戻る] [サイトマップへ戻る] [メニュ−へ戻る] [ホ−ムへ戻る] [次へ]