KE93 ジャンパ連結器

栓受け

 最近の気動車に広く使用されているジャンパ連結器で、従来のKE53×2の進化モデルです。心数は61心でKE53×2とはKE94というアダプタ−を介して連結することが出来ます。従来形気動車と併結する可能性の無い新型気動車はKE93を装着することが多いようです。
 
栓受け内部

 外観は本体下部に四角いブロックが飛び出たヒ−タ−内蔵形をしていますが、写真の栓受けにはヒ−タ−は装着されていません。製作の簡素化の為でしょうか、KE93H形とケ−スを共用しているようです。誤差込防止キ−は6時の位置に付いています。
全体像

 写真はキハ120形に装着されたKE93片栓ジャンパ連結器で、栓納めが付いています。余談ですが、最近は鉄道雑誌等で両栓⇔両渡り、片栓⇔片渡りを混用されているのが眼につきます。本来両栓とはジャンパ線の両端末に栓が付いているものを言い、片栓とは本写真の様にジャンパ栓の片方にのみ栓が付き、他方は車体側のつなぎ箱等に固定されたものを言います。一方両渡りとは方転可能なように両サイドに同種のジャンパ連結器を持ったものを指し、片渡りとは両サイドでジャンパ連結器の種類が異なり方転が出来ない仕様を言います。


 写真では判りづらいのですが、誤差込防止キ−溝が6時の位置に付いています。

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