ジャンパ連結器雑記帳
No.5 最古のKE50発見か!?
  右のジャンパ連結器栓受けは碓氷峠鉄道文化村に保存されているED42の軽井沢寄り正面向かって右側に取り付けられているものです。銘板には『渡シ連結器受口』とあり、その他には『TYPE』、『FORM』、『製造年月』もあるが、読みとれません。カタカナ入りで渡シ連結器受口とは何と時代がかった名称なのでしょうか。他に何か情報は無いかと良く見るとメ−カ−名として『株式会社芝浦製作所』と在りました、株式会社東芝殿のホ−ムペ−ジで沿革を調べてみると株式会社芝浦製作所と呼んでいた時期は1904年から1939年迄です。するとこのジャンパ連結器栓受けは少なくとも昭和14年以前に作られたものということになります。
  内部は下の写真のとおり7心でした。7心と言えばKE50が真っ先に思い出されます。KE50の登録初年が昭和13年であり、搭載機種にはED42がエントリ−されていることより、この『渡シ連結器受口』は最初期のKE50である可能性が非常に高いと考えられます。
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