当時金サワ所属の489系は碓氷峠を越えて上野へ顔を出すと共に、雷鳥号で大阪にも奉公していたことが判りました。485系300番台迄は制御用としてKE70系、高圧及び高圧補助用としてKE5系(この時期だとKE5系はKE9系へ移行しているかもしれません。)を各々使用していますが、489系の場合は横軽関係回路の増加に伴いKE76を追加しています。そうすると、この写真のジャンパ連結器は左よりKE70系(制御)、KE58H(協調回路引き通し)、連結器を跨いでKE9系(高圧補助)、KE70系(EF63連結用)となります。KE76はKE58の進化形で互換性があるので、本来KE76が付くべきところにKE58が付いていても大きな不思議ではありません。しかし、いやしくも金サワ区の看板車両が例えば予備品が切れていた等の理由でKE58を仮付けするとは余り考えられません。また、鉄道雑誌で489系のお顔が写っている写真を色々見てみると、驚いたことにKE58を付けた車を結構見かけるのです(全車かどうかは判りません)。そこで私は何らかの理由があって先頭車のお顔だけKE58Hを付けていると想像しますがいかがでしょうか?。どなた様かこの件についてご存じの方が居られましたら、メ−ルを戴けるとありがたいです。 |