ジャンパ連結器雑記帳
No.28 KE1とKE6
 高圧回路用ジャンパ連結器の項でご説明させて頂いたように,KE1に防水性を持たせて締め付け腕方式に進化したものがKE6で,KE1とKE6には互換性を持たせてあります。

 右の写真は神ホシ所属のクハ111-5072(写真右側)とモハ113-523(写真左側)の連結部を写したものです。クハ側にはKE1ジャンパ栓受け,モハ側にはKE6ジャンパ栓受けが見え,双方の栓受けはKE1両栓ジャンパ線でつながれています。ちなみに写真手前側に見えているのは冷房用三相を引き通すKE5ジャンパ栓受けとそのケ−ブルです。

 次の写真ではモハ113-5231のKE6ジャンパ栓受けにKE1ジャンパ栓が挿入されていることがハッキリと判ります。KE6ジャンパ栓受けにKE1ジャンパ栓を挿入する際には,KE6ジャンパ栓受けの締め付け腕が使われていないことも判ります。KE1装着車が年々少なくなって行く中で貴重な証拠写真と言えると思います。

 最後の写真はKE6(写真はKE6Fを使用)ジャンパ栓受けにKE6ジャンパ栓が挿入されたものを写したものです。上のKE6ジャンパ栓受けにKE1ジャンパ栓が挿入された写真と比べてみて下さい。KE6ジャンパ栓受けにKE6ジャンパ栓が挿入される際には,当たり前のことですが締め付け腕が使われることが判ります。

 KE1ジャンパ栓受けにKE6ジャンパ栓が挿入されているものを見付けたら,またご紹介したいと思います。
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