KE151 ジャンパ連結器


KE151ジャンパ連結器全体像
青函トンネル専用補機ED79 100は改造経費削減の為に高価なATC装置を搭載せずATC受電器のみとし,その信号は本務機となるED790やED7950のATC装置へ送り込んで制御することになっています。その受電器からの信号を本務機へ渡す役目を担う為に設定されたのがKE151ジャンパ連結器です。このジャンパ連結器は9心でKE72ジャンパ連結器をベースに開発されました。
KE151栓受
上の写真はKE151Hジャンパ栓受です。Hが示すとおりヒータを内蔵しています。栓受体外観はこれ迄紹介してきたKE72やKE92と瓜二つで,特にED79の場合KE72とKE151の双方を装備しているので注意が必要です。
KE151栓受内部
栓受はKE72と同じ9心となっています。誤差込防止キーは向かって225°の位置にあります。それ以外はKE72との違いは見当たりません。
KE151栓受
上の写真はKE151栓受にKE151両栓を装着した状態です。
KE151栓納め
上の写真はKE151栓納め(=解放栓受け)です。栓納めにもヒーターを内蔵させる為に躯体は栓受けと共通としています。
KE151栓納め
上の写真はKE151栓納め(=解放栓受け)の内部です。ヒーターは底板(グレー色の部分)の裏側に仕込まれています。
KE151栓
上の写真はKE151ジャンパ栓です。ED79100の1エンドのみに備わる両栓構造のジャンパ線の両端部にある栓部分です。写真に向かって135°の位置に誤差込防止キー溝が彫られていることが解ります。

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