KE70 ジャンパ連結器

栓受け

 KE70シリ−ズは通勤・近郊・急行・特急EC、DL、ELと最も幅広く使われた代表的なジャンパ連結器です。定格は100[V]で心数は55心です。所謂多心ジャンパ連結器のはしりといったところです。
栓受け(ヒ−タ−付き)

 耐寒・耐雪対策として栓受けにヒ−タ−が内蔵されています。本体の下に四角い出っ張りがあるのが特徴です。
栓受け内部

 誤差込防止キ−は6時の位置に付いています。
栓受け(ヒ−タ−付き内部)

 本体内側に見える白い帯がヒ−タ−線です。
栓納め(KER6)

 KE70の栓納めは使用車種に
よって幾種類かあったようです。写真はEF63に付けられていたKER6形というものです。この栓納めは逆さまにして103系や169系にも使われたのでよく見掛けられたのではないでしょうか。
栓納め(KER6)

 103系に装着されたKER6形栓納めです。EF63の状態を逆さまにすると103系のそれになることがお判り頂けるかと思います。
栓納め(KE70HB形用)

 やはり耐寒・耐雪対策として栓納め内部にヒ−タ−を内蔵したものです。栓納め本体と車体とを結ぶ支持腕の真ん中が丸くなっているのが電源線が通る管です。尚、暖地向けにも本栓納めを使用している車がありますが、その場合は内部のヒ−タ−のみを外して使用するそうです。
栓納め内部(KE70HB形用)

 栓納めの内部の白く見えるのがヒ−タ−です。
栓納め(KE70HD形用)

 EF65PF等に装着されている栓納めです。アップ写真が無いので、大まかな写真だけ載せておきました。ちなみに右下に見えるのがKE72H形ジャンパ栓受けで、KE72のペ−ジの写真と比べるとヒ−タ−内蔵の証しである、本体下部の四角いブロックが見てとれます
栓納め内部(KE70HD用)

 ヒ−タ−用電源ケ−ブルが下側より引き込まれ、内部の端子板でヒ−タ−に結線されている様子が判ります


 さすがに55心も接触子が並ぶと壮観です。誤差込防止キ−溝が写真左側の本体6時の位置に見えます。

[戻る] [サイトマップへ戻る] [メニュ−へ戻る] [ホ−ムへ戻る] [次へ]