KE77 ジャンパ連結器


栓受け
原設計東芝のKE63の進化モデルで,定格100[V],27心です。栓の脱落防止機構は締め付け腕方式となりました。KE63とは互換性があり,双方とも連結可能となっています。写真はEF62に装着されたKE77Aでヒ−タ−が内蔵されています。電気機関車の重連総括制御用として多く使われていました。近年では電気機関車の高性能化やEHタイプが主力となり重連総括制御を行う機関車の新製が無くなったことより新規装備はありません。

















EF64 1001に装備されたKE77Aジャンパ栓受けです。ヒ−タ端子箱が上方に大きく出っ張っていることが判ります。また蓋,ヒ−タ端子箱,後口体それぞれに東芝の浮出し文字が確認出来ます。








栓受け内部
上段から3・4・5・6・5・4ピンの配置で挿入式の接点となっています。筐体内周にはヒ−タが這わせてあります。6時の位置に誤差仕込み防止のキ−溝が掘ってあります。

栓側は栓受けのピンが挿入される側となっています。誤差仕込み防止キ−は6時の位置にあります。

栓納め
KE77用の栓納めでやはりヒ−タ−を内蔵しています。この栓納めの銘板には”KE77A形ジャンパ連結器解放栓受”と言う名称が使われています。銘板の写真はEF64 1001号機のものです。














栓納め内部
栓納め内部の様子で内周にヒ−タが装着されていることが判ります。栓受けと栓納めでは後口体が異なるだけ他のパ−ツは共通のものを使用して組み立てられているように見えます。

栓受け・栓納め・両栓
EF64 1035号機の栓受け(右下)と栓納め(左上)に装入された両栓の状態を示したものです。



EF63 25号機のKE77Aジャンパ栓受け×2(中央寄り2台)
KE77A栓受け・KE77A栓納め・KE77両栓を装備したEF64 1006号機
KE77A栓受け・KE77A栓納め・KE77両栓を装備したED75 85号機
これはKE63を換装したもので向かって左側にはデビュ−時のKE63栓受けが存置されている。
KE77A栓受け・KE77A栓納め・KE77両栓を装備したED75 767号機
KE77A栓受け・KE77A栓納め・KE77両栓を装備したED75 1001号機
磐越西線用ED77もKE77A栓受け・KE77A栓納め・KE77両栓を装備
KE77A栓受け・KE77A栓納め・KE77両栓を2組装備したED78 3号機
ED78と共にKE77A栓受け・KE77A栓納め・KE77両栓を2組装備したEF71 3号機



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