ジャンパ連結器雑記帳
No.51 蒸気と客車とジャンパと
その歴史的価値が認められ,また旅客誘致の目的からも各地で蒸気機関車の運転が行われています。その蒸気機関車の車端部といえば自連の他はBP管とSG管意外は見当たらずさっぱりしたもので,ジャンパ連結器の観点から言えば蒸気機関車は興味の対象外でありました。昨年行われた尾久客車区の公開にてD51あゝ上野駅号を牽引したD51498号機を間近に見る機会があり,テンダ−の4位?にジャンパ栓受けが装着されているのを確認したので報告させて戴きます。
上の写真はD51あゝ上野駅号を牽引後尾久客車区内で展示されるD51498号機。先頭部端にはジャンパ連結器は装着されていない。
上の2葉の写真はD51498テンダ−車の4位?に装着されたKE100Bジャンパ栓受けとそのアップ写真です。おそらく走行時の車軸温度デ−タを客車へ送る為のものと考えられます。
上の写真はD51498と一緒に展示されていた12系客車編成で写真手前側はスハフ12 161号です。この客車の3位端面にもKE100Bジャンパ連結器が装着されていました。また編成反対側のスハフ12 162号の3位にも同じようにKE100Bジャンパ連結器が装着されていました。D51498の併走車としてはオヤ12 1がありますが,営業運転時にも車軸温度等を客車からモニタ−出来るように配慮されたものと考えられます。
上の写真はスハフ12 161の3位端部を撮したものです。車内を休憩室として解放しているためにKE8には外部電源が引き込まれています。そのKE8の隣に見えるのがKE100Bジャンパ連結器で,上方のインシュロックで栓が固定されている方が栓受けで,下方が栓納めになります。余計なお世話ですがこのジャンパケ−ブル長過ぎないのでしょうか?。ケ−ブルが線路に接触しそうに見えます。もう少し栓納めを上方に付けた方が良いのでは?。
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