へんな写真館
その2
《 連結器いろいろ 》

機関車,貨車等で広く使われている自動連結器
写真はED61 14のもの

自動連結器の連結状態。連結器間にはガタあり,
夜行急行では辛い思いをさせられました。
写真は京王帝都電鉄チキ車

気動車やブル−トレインに使われている密着自動連結器
自動連結器からガタを無くしたもので,自動連結器とも連結可能。

旧形国電に使われた密着連結器。
空気管も同時に連結できることが特徴。
写真はクモハ12054

モハ90形電車から採用された新型密着連結器
ブレ−キ機構の改良により直通管が増設された。

写真はクヤ165-1

旧形国電に装着された新型密着連結器
しかし直通管は穴のみで引き通しされていない。
この様な使い方は旧国末期にかなり見られた。
尚,この連結器には後述する”HT”表示が有る。
写真はクモハ42006

最近の電車ではブレ−キ機構のさらなる改良により,
直通管が省略される。写真は351系

新幹線300系先頭車の密着連結器

土崎工場でみつけた701系の半永久連結器の端面。
端面4隅の穴を利用してボルト・ナットで連結します。

JR西日本(株)殿223系の半永久連結器。
ボルトには合マ−クがペイントされています。
下側に空気管が1本引き通されています。

自動連結器と密着連結器の機能を併せ持った双頭連結器。
連結相手によって回転させて使う。写真はEEF63

双頭連結器を自動連結器として使用しているところ。
写真はEF63と旧形客車の連結部。

新津車輌製作所で見かけた密連と半永久連結器との
双頭連結器ですが,半永久連結器の部分を外すと
自連が現れるようで三頭連結器?

浦和電車区のアントに装着されていた双頭連結器
半永久連結器と密連との双頭型です。

新幹線用911形ディ−ゼル機関車の双頭連結器。
新幹線用密着連結器と自動連結器の双頭式。

中間連結器
意味不明な名前だが,要は異種連結器同士をつなぐ変換連結器。
写真は密着連結器と自動連結器をつなぐ中間連結器。

密着連結器と半永久連結器をつなぐ中間連結器
左側が185系(密連)で右側が253系(半永久)。





上の写真の中間連結器を密連側より見る。
古い密連を改造した中間連結器であることが判ります。





密連と半永久連結器とをつなぐ中間連結器。
これは半永久側のフランジをツメで挟み込むタイプです。





密連と自連をつなぐ中間連結器。
これは鋳物ではなく板金製のタイプです。


中間連結器で密連と密着自連を連結した様子

”HT” その1
旧形国電の連結器体はSC46(JIS,炭素鋼鋳鋼品第3種)製であったが,モハ90形から重量軽減の為にSCA2(JIS,低マンガン鋼鋳鋼品第2種)を使用した。これにより連結器体で71%の軽量化を達成した。しかしながら溶接による補修が困難なことから,当時の国鉄の指示によりSCA2を使用した連結器には”HT”の浮き出し文字を表示することになった。このSCA2材は昭和45年頃まで使用されたが,その後材質の改良が進み,溶接補修等が容易になったことから廃止された。

写真はクモヤ90005の”HT”新型密着連結器

”HT” その2
EF63の双頭連結器にみられる”HT”の表示。

”HT” その3
CTK1000形(国鉄101系)の元祖”HT”表示。

”HT” その4
京王帝都電鉄5000系の電連付き密連にも”HT”の表示があった

”HT” その5
交通科学博物館に展示されている,
20系客車のNCA型密着自動連結器にも”HT”の表示があった。

”HT” その6
0系新幹線の連結器にも”HT”の表示を発見した。

”シロ”
東日本旅客鉄道(株)鎌倉総合車輌所の社員の方に
教えて頂いた”シロ”。
ブレ−キ管の継手部分に白いテ−プを巻いてある連結器を
現場では”シロ”と呼び分けているとのこと。
写真はクモハ100-172

”切棒”密連のロックを外す為の道具です。
先端のリング内にロックレバ−を通し,
リング外側の弧をテコにしてロックを外します。

連結器胴受けハリ2態
左側は腹心用のバネを組み込んだもので,右側は単純なハリ。
摩耗板は特殊レジン製で,給油する必要が無い。

      

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